鏡を見てしみ・しわ・たるみが増えてきたなと悩んでいませんか？急場しのぎで、しみはなんとかファンデーションで隠せても、しわとたるみを目立たなくするのは化粧ではなかなか難しいですよね。肌を引き上げる作用をＰＲした化粧品や美容液などもたくさんありますが、それらの働きは一時的なもの。つまり、外側からのケアでは、しみ・しわ・たるみの予防改善には限界があります。 では、どうすれば良いのか？
このページでは、肌の老化、そしてしみ・しわ・たるみなどの主な原因、また対策などを書いています。スキンケアの参考として、ご興味がある方はご覧になってください。
しみ・しわ・たるみの主な原因とは？
しみ・しわ・たるみの原因の80％は紫外線の影響と言われていて、紫外線による肌の老化を光老化(ひかりろうか)といいます。
肌が紫外線を過剰に浴びると活性酸素が発生します。活性酸素によって酸化した肌表面は弱酸性からアルカリ性の状態になります。アルカリ性の肌状態はニキビの元になるアクネ菌が好む状態で、ニキビが出来やすくなったり荒れたりもします。
そして、紫外線の光が内部まで浸透しないように肌はメラニン色素を生成します。新陳代謝が活発で、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が健康なペースで行われている状態なら、メラニン色素は肌に沈着することなく排出されていきます。この周期が狂ってくると、角質がうまくはがれず肌に残るようになり、メラニン色素で変色して見える角質がシミとして目立ってくるようになるのです。
またもうひとつ、多量に紫外線を浴びる悪影響として、肌の弾力や保湿機能の低下などがあり、それがしわやたるみのもとになります。(けれど、いくら紫外線が怖いからといって日光をまったく浴びないのも良くありません。日光には健康に良い光も沢山含まれていますから)
そして紫外線以外によるしみ・しわ・たるみ等の原因として、間違ったスキンケアを続けているということも考えられます。ピーリングのような刺激の強いもの、小顔マッサージを過剰にしすぎるなど、肌に負担をかけ続けると、やはりターンオーバーの周期が狂ってさまざまな肌トラブルを招きます。
つまり、しみ・しわ・たるみの原因は、日焼けに無防備(肌に対して無頓着)、または過剰にケアをしすぎた結果とも言えるのです。まずは日常生活を見直してみてください。例えば屋外で仕事をしていて日を浴びやすいなら、少し紫外線対策を意識しましょう。また、肌に負担をかけるような方法、化粧品や美容液などを使っていないかもチェックしてみて下さい。
美しい肌は内側から作られる
最初に「外側からのケアでは、しみ・しわ・たるみの予防改善には限界がある」と書いたのは、紫外線対策やスキンケアの見直しは「いますでに肌にかかっている負担を減らす」ことだからです。もちろんそれだけで肌の状態はずいぶん整うでしょう。しかし、美しい肌を作っていく源は身体の内側にありますから、肌の栄養や健康を考えなければなりません。
この点で、プラセンタはとても注目されています。プラセンタに含まれるさまざまな成長因子(グロスファクター）には肌の繊維芽細胞に働きかけるものもあり、それらがコラーゲン・エラスチンの生成を促すとも言われています。プラセンタが「飲む美容液」とも言われるのは、こうした成長因子の働きがあるからです。
隠して作る表面的な美しさは一時的ですが、内側から整えて得られる美しさは枯れません。日常を見直して肌の負担を減らしながら、内側からのケアもしっかり意識してくださいね。